住宅用火災警報器について
消防法が改正されて、新築住宅へ火災警報器を設置義務化(平成18年・2006年)されてから10年以上経過!!注:既存住宅の設置義務化の期限は平成20年(2008年)6月1日から平成23年6月1日。
そこで知っておきたいチョイ知識!
電池切れ:感知器に緑のランプ(通電ランプ)がついているものは、100V式なのでここでの話は対象外となります。
(2023年現在、100Vの住宅用火災警報器は販売されておりません。)
電池内蔵型の感知器は、電池寿命があります!!その期限が約10年!!
で、どうすれば?:まずは確認しましょう。①ひもを優しく引く、又は②ボタンを押す。
これで、「ピーッ」又は「正常です」(メーカにより異なります)が鳴れば電池残量がありますが、製造年から10年経過しているようでしたら、電池交換ではなく本体ごとの再購入をおすすめ致します。
音が鳴らない場合は電池切れの可能性がありますので、再購入をお願いします。
なぜ再購入?:電池交換可能な商品もありますが、仮に電池交換した場合感知器が更に10年もつ?
その保障は出来ません。感知器は精密機器なので故障するかもしれません。
大切な生命財産を守る物なので最新の感知器、予算があえば連動型のご検討をお願いします。
連動型はワイヤレス、そう無線式です!15台まで連動可能で、しかも電池寿命 約10年!
詳しくは、メーカーホームページへ!
知らない・分からない業者からの電話や急な訪問点検前のハンコ押す前に!
「この近所で、消火器の無料点検をしています。ハンコください。」
「消防署の方から来ました。消火器を確認させてください。」
得意先の事業所様からの電話で「今、消火器の点検に来てるけど、御社の社員?」・・・えっ?
この類の話、よくあります。
例えば
「今この近所で消火器と火災報知器の無料点検を行っています。建物の中に入らせて欲しいので
ハンコ(認印)ください。」(事務所内にいる事務員や工場長などにハンコを求める)
「消火器が古い(比較的新しい消火器でも)ので薬剤の詰替をしてきます」といって
建物内すべての消火器を車に積み込み、しばらくすると報告書と作業写真と請求書を持ってくる。
ハンコを押した紙が、実は契約書!
この話は、工場・事務所などの事業所でよくある話です。少し前は寺院や病院。以前に比べると、消火器1本あたりの請求金額はかなり下がっています。詰替1本約¥7~8,000ほど
新しい消火器を買ったと思えば・・・そこが相手のオモウツボ!
断るにしてもハンコ押しているし・・・さほど高額でもない・・・
いやいや、製造年から10年超えれば3年毎に水圧試験が必要に
なっちゃいますよ。
業務用消火器の設計標準使用期限は10年
家庭用は5年です。
ここでは消火器の機能点検に関しては記載しておりません。
ちなみに旧規格の消火器が設置できるのは、2021年12月31日まで!
新旧規格の違いは日本消火器工業会のホームページへ!!!
最近の手口は、いつもお世話になっていた点検会社が閉業し(実際はやめていない)
その社員からの引継ぎという名目で連絡をする・・・
知ってるいつもの会社名・担当者名を出されたら信じてしまいますよねぇ。
しかし!ここは落ち着いて一度電話を切りましょう!!
相手の焦らす言葉を忘れて、まずは深呼吸・・・
携帯電話や家の電話に登録されている会社・担当者に電話をしましょう。
前回の点検結果報告書や領収書(コピーなど)、名刺をまとめて封筒に入れておくと探すのが楽です。
支払うの?どうしよ!! そんなことになる前に!
総務省消防庁のホームページに注意啓発(PDF)が出ています。
支払いやその約束の前に確認してみてください!
京都府在中の方は、京都消防設備協会のホームページにも京都市内の事例も記載があります。
万が一の場合クーリングオフも視野に入れて対応しましょう。
もちろん普段からの注意も必要です。特に新入社員さんが入る時期は要注意です!
その他にも、事例はたくさんあります。
いつもの点検業者・・・と思っても、一度は電話を切って
あなたの知っている電話番号で掛けなおす!
地元の消防署又は警察に相談する!
消防設備協会に登録事業者であるか、確認する!